『南の花』
著者：佐藤巌（『穂』、岡山県詩人協会）
本書は１「『花』の行方」と２「南の花」の２章に分かれているが、前者においては「おぼれる」は著者幼時の記憶、「『花』の行方」は少年時代の記憶、「ある人命救助の話」は実話（日時不詳）、「峠の乢（たわ）」は少年時代の実体験。後者においては「南の花」（一）（二）（三）にはもっぱら家内の「運勢」である「南の花」を念頭に置きながら５０年にわたる夫婦の生活を描いている。さらに愛犬「ショコラ」（二、三年一緒によく散歩したが平成２０年７月に病死した）のことなどにも触れている。和光出版に、著者側の不注意（思ったより出版費が高くついて）にもとづくムリをお願いしたが、何とか無事に刊行できて感謝しております。


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